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UFCがボクシング3階級王者のジェームズ・トニーと契約(UFC公式モバイル)

[ 2010年3月5日 06:00 ]

 殿堂入り確実、3階級王者としてここ25年でも最も卓越したボクサーといわれるジェームズ・トニー(41)のUFC参戦が決定した。“ライツ・アウト”の名で数々の衝撃的シーンを演出してきた男が、オクタゴンでMMAファイターとしての力を試す。

 ダナ・ホワイトによれば、トニーのデビュー戦は今年の後半にも用意されるとのこと。今週UFCとの複数試合契約が発表された。

 「多くのプロボクサーがMMAでも勝てると豪語してきたが、ジェームズ・トニーほどの選手が実際に行動に出たことはなかった。どれほどの人物かは、ボクシングの通算成績を見ればわかるし、私は彼を多いにリスペクトしている。MMAで同じ活躍ができるかどうか。向いている姿勢は素晴らしい、楽しみにするとしよう」とダナ・ホワイトはコメントしている。

 トニーは、ボクシング通算成績72勝6敗3分(2NC)、44KOを誇る。アマ時代は31勝2敗、1988年にプロ転身、91年に初の世界王者をミドル級で獲得。6度の防衛を果たすと、その後階級を次々と上げながらも、勝利を積み上げた。最近では09年9月12日に、2ラウンドでの勝利を収めていた。

 UFCファイターでは、マーカス・デイビス、クリス・ライテル、アレッシオ・サカラらがボクシングでのプロ実績を持つが、もちろんトニーほどのビッグネームのUFC参戦は前例がなかった。

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2010年3月5日のニュース