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体格差何の!パッキャオ衝撃TKO勝ち

[ 2008年12月8日 06:00 ]

オスカー・デラホーヤを下し、ガッツポーズするマニー・パッキャオ

 史上初の6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(35=米国)と、アジア人初の4階級制覇王者マニー・パッキャオ(29=フィリピン)が6日(日本時間7日)、ウエルター級12回戦で対戦。体格面で不利が予想された元WBCフライ級(50・8キロ)王者パッキャオが、最大10階級上の元WBOミドル級(72・57キロ)王者を8回終了TKOで破って番狂わせを演じた。

 身長差11センチ、リーチ差13センチの“ハンデマッチ”をものともしない完勝だった。前日計量では相手との体重差は1・36キロだったが、試合当日はパッキャオが逆に0・45キロ上回った。調整に失敗した相手にスピードを生かして序盤から得意の左ストレートで攻め、7、8回の連打でデラホーヤの戦意を喪失させた。パッキャオは「ジャブを封じることができたのが勝因」と笑顔で話し、デラホーヤは「まだ戦いたいが、今後のことはゆっくり考える」と引退も示唆した。(米ラスベガス・田中哲也通信員)

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2008年12月8日のニュース