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WBC女子アトム級 小関がキム破り初防衛

[ 2008年12月8日 20:30 ]

2回、キム・ヘミン(左)を攻める小関桃

 世界ボクシング評議会(WBC)女子ダブルタイトルマッチ各10回戦は8日、東京・後楽園ホールで行われ、最軽量のアトム級でチャンピオンの小関桃(青木)が挑戦者のキム・ヘミン(韓国)を3―0の判定で下し、初防衛に成功した。

 小関は序盤から左パンチを軸に有効打を重ねて主導権を握り、大差の判定勝ちを収めた。

 ≪パンチ!パンチ!パンチ!≫アトム級の小関が大差の判定勝ちで初防衛を果たした。
 中途半端に距離を詰めてくる挑戦者に対して左ストレートを効果的に当て、先手を取り続けた。「左は当たる、と思っていた。一発に頼らず3、4発当てていこうと思った」と練習の成果を出せた展開に安堵感をにじませた。
 快勝にも表情を変えず「まだ地位に実力が追い付いていないのはよく分かっている」と浮かれない。次は前王者ウィンユー(タイ)と再戦の予定。タイトルを奪取した8月の試合は、KO勝ちがバッティングか有効打かをめぐってビデオ裁定までもつれた。小関は「もう一度やりたい気持ちだった」と意欲十分に話した。

 ◆小関 桃(こせき・もも)国内女子公認前の2007年5月プロデビュー。公認後の戦績は4戦全勝(2KO)。連打が持ち味の左ボクサーファイター。26歳。東京都出身。

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2008年12月8日のニュース