世界王者もズラリ　袴田事件支援

　強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー、袴田巌死刑囚（７１）の再審請求活動を支援するチャリティーボクシングが２４日、東京都文京区の後楽園ホールで開かれ、日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）は日本フェザー級６位だった同死刑囚の功績を称えるライセンスの贈呈式を行った。

　チャリティーを主催し、支援を続ける日本プロボクシング協会の呼び掛けに応じたＪＢＣの安河内剛事務局長（４６）は「これからも側面から協力したい」と話した。同死刑囚に代わって贈呈式に臨んだ姉の秀子さん（７４）は「巌はボクシングしか知らない」と言葉を詰まらせた。
　現役世界王者も登場し、長谷川穂積（真正）はミット打ち、坂田健史（協栄）はスパーリングを披露。内藤大助（宮田）はチャリティーオークションに駆けつけて盛り上げた。