阪神・佐藤輝明にメジャーがラブコール フィリーズGMら5人態勢で試合前練習から“超異例視察”

[ 2026年5月16日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神0─2広島 ( 2026年5月15日    甲子園 )

<神・広(6)>メジャーがラブコールを送る佐藤輝(撮影・岸 良祐)
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 4年連続で大リーグのプレーオフに進出する強豪フィリーズが15日、阪神・佐藤輝明内野手(27)に熱視線を送った。プレストン・マッティングリー・ゼネラルマネジャー(GM、38)ら5人態勢で広島戦(甲子園)を視察。試合前練習からチェックするのは異例だ。MLB各球団は、早ければ今オフのポスティングシステム利用を希望する虎の主砲の調査を本格化。試合では4打数無安打で、チームは今季39試合目で初めて零敗を喫した。

 開門前で観客の姿がない甲子園球場のバックネット裏に、腕組みをして仁王立ちする大男がいた。強豪フィリーズのマッティングリーGMだ。佐藤輝の一挙手一投足を、その目に焼き付けた。

 「日本に来るのは今回が初めてだが、とてもエキサイティングだ。我々は彼に関心を持っているし、メジャーの全球団が注目することになるだろう」

 視察は、本国の球団幹部らを含めた異例の5人態勢。佐藤輝が屋外で打撃練習をするのはカード初戦のみという情報を事前に把握し、試合開始4時間前からカメラを回した。

 「ここ数日、彼のあらゆる側面のプレーをチェックできるのを、ずっと楽しみにしていたんだ。全てを見たいと思ってね。チームメートとの接し方、グラウンドの動き、守備、打撃練習での体の使い方を生で見たかった」

 現役時代はヤンキースの名選手だったドン・マッティングリーを父に持つ若きGMは、異例ともいえる「練習から密着」の意図をそう明かした。

 5月に入り、MLB球団による“サトテル視察”が本格化している。ドジャースが2人、ブルージェイズは4人態勢で甲子園球場を訪れた他、パドレス、レッズなども虎の主砲をマークしている。

 佐藤輝は、24年オフに将来的なメジャー移籍を表明し、昨オフはポスティングシステムの利用について球団と時間をかけて交渉した。海外FA権の獲得は最短で29年オフで、球団の許可が不可欠なポスティングシステムなしに海を渡れない立場だが、米国側は早ければ今オフの実現を想定して動き出しているのだ。

 佐藤輝の憧れる選手、通算373本塁打のハーパーが在籍するチームを束ねるマッティングリーGMの言葉が熱を帯びた。

 「一般的に言って、メジャー級の才能を持った選手には、多くの球団が関心を寄せるものだ。日本には何人かそういう選手がいるが、佐藤はその一人だね。WBCでも彼が際立った活躍をしたのを見ているし、間違いなく注目を集めるだろう」

 佐藤輝はこの日、4打数無安打に倒れた。栗林に封じられ「丁寧に投げていた」と淡々と語った。快音を響かせられなかったものの、打撃3部門でトップに立つ実力への評価は揺るがない。その力は確実に、海の向こうまでとどろいている。(倉世古 洋平)

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