赤星憲広氏 阪神打線は栗林対策が必要 選手個々がタイミングの合う球種に狙いを絞ることが突破口に

[ 2026年5月16日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神0─2広島 ( 2026年5月15日    甲子園 )

<神・広(6)>4回、バットを折られて投ゴロに倒れる佐藤輝(撮影・岩崎 哲也)
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 【赤星憲広 視点】阪神は今季初めての零敗。広島の栗林がこの試合も素晴らしかったのは確かだが、だから仕方がない…ではいけない。次回の対戦までに対策は必要だ。

 真っすぐ、フォークボール、カットボール、カーブを初球にも、カウント球にも、勝負球にも満遍なく配球されて、比較的、パーセンテージの低いカーブもここぞのアクセントとして有効に使われた。相手捕手の持丸にうまくリードされたが、加えて栗林自身にもスピードの緩急を付けられた。

 さまざまなカウントで、多くの球種を投げられているので、チームとしての対策以上に、選手個々が一番タイミングの合う1球種に狙いを絞ることが突破口になるのではと思う。

 例えば佐藤輝は4回先頭で初球のカーブを振って投ゴロ。思った以上に曲がりが大きかったので詰まってバットを折った。初回の打席でカットボール(見逃し)、フォークボール(見逃し)、フォークボール(空振り)で3球三振。1打席目では1球も投げてこなかったカーブを読んで、続く2打席目では狙っていったのならそれでいい。チームとして栗林に対しては3試合で2得点のみ。近本の犠飛と、佐藤輝の本塁打だけだ。ここまで完璧に抑えられれば、逆に次回の対戦では割り切っていける。

 阪神が優勝を狙うなら同じ相手に何度もやられてはいけない。苦手な相手をつくってはいけない。対栗林で、阪神打線の真価が問われそうだ。(本紙評論家)

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