阪神・佐藤輝明 とにかく強い「ミスター母の日」 セ最速10号が「いいプレゼントになった」

[ 2026年5月11日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3―0DeNA ( 2026年5月10日    甲子園 )

<神・D(8)>6回、佐藤輝は10号ソロを放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神は10日のDeNA戦(甲子園)に3―0で勝利し、連敗を2で止めた。4番・佐藤輝明内野手(27)が1―0の6回1死無走者でバックスクリーン左へ豪快なソロ本塁打。「NPBマザーズデー」として開催された一戦で、虎の“孝行息子”がリーグ最速の10号に到達した。球団史上3人目で、左打者に限れば球団初の6年連続2桁本塁打をマークし、打率、打点とともに主要3部門トップに君臨。チームを「母の日」6連勝に導いた3冠王の勢いは、日を追うごとに増す一方だ。

 試合後の佐藤輝は、母・晶子さんへの感謝の思いを、言葉に乗せた。「ずっと支えてくれている。今日は良かった。いいプレゼントになった」。年に1度の「母の日」。使用バットやエルボーガードなどピンクの装いに身を包んだ虎の“孝行息子”が、聖地に鮮やかな放物線を描いた。

 「なかなか打てるボールも来ない感じでしたけど、あそこで打てて良かった」

 1―0の6回1死無走者。カウント2―1からの4球目、石田裕の外角へ沈むシンカーを捉えた。打球は、バックスクリーン左へ。前日9日は初回から申告敬遠、この日の4回2死二塁でも3―1から申告敬遠で歩かされたが、集中力は切らさない。リーグ最速10号で、同学年の才木を援護。右腕と一緒に上がったお立ち台の回数は早くも今季4度目だ。

 「打つ方もそうですけど、ピッチャーの(才木)浩人も粘り強く投げてくれた。(勝ちにつながったのは)そこじゃないですか」

 とにかく「母の日」に強い。23年は2本塁打で自己最多の1試合7打点。昨年は先制の適時二塁打で勝利をけん引した。まさに「ミスター母の日」。これで出場5試合で通算打率・333(18打数6安打)、3本塁打、9打点となった。ちなみに打点を記録した23、25年はいずれもチームはリーグ制覇と“吉兆”の一撃にもなった。

 試合前には晶子さんへの率直な気持ちをLINEの文面に打ち込み、決意新たに試合に臨んでいた。独り暮らしの息子を気遣う母はいつも、冷蔵庫に大量の作り置きをしておいてくれる。「ありがたいですね」。好きな料理は「全部」。ただ最近、口にしていない恋しい料理がある。

 「最近、オムライスを食べていないので、“作って”と言っといてください」

 左打者の新人から6年連続2桁本塁打、そして6年連続2桁二塁打&2桁本塁打はともに球団史上初。チーム36試合目で10本塁打、30打点とし、シーズン143試合換算で39本塁打、119打点ペースの背番号8の躍動が猛虎を「母の日」6連勝に導いた。「特に深くは考えずに1本ずつ積み重ねていくだけ。一試合、一試合みんなで頑張りたい」。この男が4番に座る限り、向かうところ敵なしだ。(石崎 祥平)

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