広島 開幕劇勝!ドラ1・平川蓮の同点打からの~ドラ3・勝田成サヨナラ打 どっちもプロ初安打

[ 2026年3月28日 05:05 ]

セ・リーグ   広島6―5中日 ( 2026年3月27日    マツダスタジアム )

 延長10回、サヨナラ打を放ち、新井監督(手前)に抱き上げられる勝田 
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 広島は27日、中日との開幕戦で劇的勝利を飾った。ドラフト3位の勝田成内野手(22)が、5―5の延長10回2死一、二塁からセ・リーグの新人では初となる開幕戦でサヨナラ安打を放った。同1位・平川蓮外野手(21)は3―5の9回1死一、二塁から起死回生の同点の二塁打を放ち、ルーキー2人が躍動。新井監督4年目で初の開幕勝利を届けた。

 5―5で迎えた延長10回2死一、二塁だ。ここまで4打席無安打で迎えた勝田が大仕事をやってのけた。勝野の2球目を捉え、右翼線へのプロ初安打で勝利を呼び込んだ。開幕戦の新人サヨナラ打はセ・リーグ初の快挙。歓喜の輪の中心で笑顔がさく裂した。

 「チャンスで2回打てていなかった。三度目の正直で気合を入れて打席に立った。サヨナラ打は経験はない。初安打がサヨナラ打で夢かなと思う」

 この日は両親も大阪からマツダスタジアムを訪れていた。父・雄一さんは満員のスタジアムを見て、「開幕戦から出られるなんて夢みたい」と感激していたが、これ以上ない結果で家族を喜ばせ、孝行息子となった。

 サヨナラ勝利につながったのは、平川の一打があったからだ。3―5の9回1死一、二塁。3ボールからアブレウの直球を左翼線2点二塁打。プロ初安打が起死回生の同点打となった。

 「(開幕戦は)すごく楽しかった。(9回の打席は)全く振る気はなかったですけど、勝手にバットが出てびっくりした」

 新井監督も「あのシチュエーションで振れるのは並の新人ではない」と目を丸くした。0―2の5回無死三塁では二ゴロの間に三走・秋山が生還してプロ初打点となった。開幕戦で3打点をマークしても「自己採点は60点」とさらなる高みを見据えた。

 平川の野球人生は偶然から始まった。小学4年のある日、兄・悠さんの少年野球チームに「遊びに行く」とついて行くと人数が足りず、チーム関係者から「蓮君もやってみる?」と声を掛けられた。打席に立つと、バットにボールが当たった。打ったことよりも一塁へ走れることがうれしかった。走り回ることが大好きな少年で、当時は週1回、地域の子どもたちとサッカーをしていた。本格的にサッカーに打ち込むため、1週間後にはクラブの体験会に参加する予定だったが「俺、野球する」と両親に伝え、運命が変わった。

 この出来事がなければ、マツダスタジアムのグラウンドには立っていない。勝田とともに華々しいプロのスタートを切った平川。この先の活躍にも期待感を抱かせる躍動ぶりだった。(長谷川 凡記)

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