巨人・山崎伊織 コンビ組む岸田のいいところは「たくさんあります!」 ハーラートップタイ4勝目

[ 2024年5月14日 21:32 ]

セ・リーグ   巨人2―1DeNA ( 2024年5月14日    富山 )

<巨・D>声援に応える山崎伊(左)と岸田(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が14日のDeNA戦(富山)で今季7度目の先発登板。ピンチを招きながら味方の好守にも助けられて7回5安打1失点と粘りの投球を披露し、ハーラートップタイとなる無傷の今季4勝目をマークした。

 2回に先制そして決勝弾となる1号2ランを放った岸田行倫捕手(27)とともにバッテリーで上がったお立ち台。

 山崎伊はまず「凄く応援が力になりました。ありがとうございました!」と今季唯一のプロ野球開催で2万人近くが詰めかけてくれた富山の野球ファンに感謝の言葉を送り、大きな拍手を浴びた。

 DeNA戦は昨季7試合に先発して5勝1敗、防御率1.65と好相性を誇っていたが、今季初対戦でもきっちり1勝。初対決となった筒香にも四球、二ゴロ、一ゴロと安打を許さなかった。

 「(今季は)初めての対戦だったのでしっかり映像を見ながら岸田さんとどうしようかっていうのをしっかり話していきました」とし、自身の投球については「初めての球場やったんで、立ち上がり、ちょっと不安定になっちゃったんですけど、後半にピンチになりながらしっかりとギアを少し上げて、最少失点でしのげたので良かったと思います」とラストイニングとなった7回にこの日最速タイ152キロも計測した内容を振り返った。

 好リードに決勝2ランと攻守で引っ張ってくれた岸田の捕手としての良さを聞かれると「え~…ふふっ。たくさんあります!」と照れ笑い。

 「ボール投げた1球1球に凄いこう…アンサーをくれるというか。“今のボールはいいね”とか“今のは違うよ”っていうのを凄い…伝わってくるので。こっちも凄い気が引き締まりますし、凄くいい…」としたところで隣の岸田に「ありがとうございます!」と直接感謝のメッセージを送り、岸田も思わず「あははははは…」と大笑いしてバッテリー間のいい雰囲気をにじませた。

 地方球場では4月9日のヤクルト戦(鹿児島)、同23日の中日戦(ひたちなか)に続いて今季3戦3勝という“地方の鬼”。

 前回登板した7日の中日戦(バンテリンD)でも岸田とバッテリーを組んで9回4安打1四球6奪三振の内容で、昨季のチーム最終戦だった2023年10月4日のDeNA戦(東京D)以来プロ2度目の完封勝利を飾っていたが、これでハーラートップタイとなる無傷の4勝目となった。

 「まだまだ試合は続くので、たくさん勝てるようにたくさん応援よろしくお願いします!」。最後はファンに向けて爽やかな笑みを振りまく25歳だった。

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