DeNA戦力外の池谷　“超”地元の新規参入「ハヤテ」トライアウト参加へ

DeNAの池谷
Photo By スポニチ

　10月3日にDeNAから戦力外通告を受けた池谷蒼大投手（24）が、静岡市に本拠地を置き来季から2軍ウエスタン・リーグに参加する「ハヤテ223（ふじさん）」のトライアウトに参加することが2日、分かった。同球団は3日から2日間、本拠地の清水庵原球場でトライアウトを実施する。

　池谷は静岡県浜松市の出身で、さらに「ハヤテ223」の“超”地元高校、静岡高に入学。17年選抜に出場し、初戦の不来方（こずかた）戦では勝利投手となっている。その後社会人野球のヤマハでプレーして、20年ドラフト5位でDeNAに入団した。

　小気味よいテンポと独特のフォームが特徴で、ルーキーイヤーの21年に6試合、22年に6試合と計12試合に救援で登板。22年4月21日の阪神戦で、プロ唯一となる1勝（0敗）をマークした。だが、今季の1軍登板はなかった。

　清水庵原は、高校時代にマウンドに立った経験もある球場。自身は15日に開催される12球団合同トライアウトにも参加予定だが、静岡高の大先輩でもある元近鉄守護神の赤堀元之氏（53）が監督を務めることもあり、慣れ親しんだ地の「御前登板」で、地元愛を猛アピールして腕を振る覚悟を決めている。