巨人・坂本勇人　史上初、遊撃2000試合出場の偉業達成へ　ロッテ戦で「2番・遊撃」スタメン

交流戦   巨人―ロッテ （ 2023年5月31日    ZOZOマリン ）

巨人・坂本
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　巨人の坂本勇人内野手（34）が31日に行われるロッテ戦（ZOZOマリン）で史上初の遊撃2000試合出場を達成する。

　今季交流戦初勝利が懸かる同戦の先発メンバーが発表され、坂本は「2番・遊撃」に名を連ねた。5回終了で試合が成立すると、正式に記録達成となる。

　兵庫県出身の坂本は青森県の光星学院（現八戸学院光星）から2006年高校生ドラフト1巡目で巨人に入団。高卒新人だった07年7月12日の阪神戦（東京D）で延長12回に阿部慎之助の代走としてデビューした。同年9月2日の横浜戦（横浜）で「8番・遊撃」に入り、プロ初スタメン。同戦で入ったプロ初打席は投ゴロで、2打数無安打で途中交代している。

　07年9月6日の中日戦（ナゴヤD）でプロ初安打。高卒2年目の08年には「8番・二塁」に入って松井秀喜以来となる10代での開幕スタメンを勝ち取ると、同年4月6日の阪神戦（東京D）で放ったプロ初アーチが満塁弾。この年の途中からレギュラー遊撃手の座をつかみ、全144試合にスタメン出場した。高卒2年目での全試合スタメンは中西太（西鉄）、清原和博（西武）以来史上3人目で、セ・リーグでは初の快挙だった。

　20年11月8日のヤクルト戦（東京D）で史上53人目の通算2000安打を達成。右打者としては史上最年少となる31歳10カ月での達成だった。今年4月18日のDeNA戦（長崎）で通算2000試合出場。5月30日現在で現役最多＆歴代18位の2242安打を放ち、通算426二塁打は現役最多＆歴代6位、180度の猛打賞達成は現役最多＆野村克也（西武）と並ぶ歴代4位タイとなっている。

　12月には35歳の誕生日を迎えるが、守備負担の大きい遊撃で史上初の2000試合出場。今後も数々の記録更新が控えており、坂本の金字塔はまだまだ続きそうだ。

　◇坂本　勇人（さかもと・はやと）　1988年（昭63）12月14日生まれ、兵庫県出身の34歳。光星学院（現八戸学院光星）から2006年高校生ドラフト1巡目で巨人に入団。2019年にセ・リーグ最優秀選手（MVP）に選ばれたほか、首位打者（2016年＝.344）、最多安打（12年＝173）、最高出塁率（16年＝.433）と数々の個人タイトルを獲得。ベストナインには7度、ゴールデングラブ賞には5度選出されている。1メートル86、86キロ。右投げ右打ち。推定年俸6億円。独身。