広澤克実氏 阪神ドラ1森下へ打撃アドバイス「内角の厳しい球はファウルでいい」

[ 2023年2月24日 05:15 ]

練習試合   阪神3-9中日 ( 2023年2月23日    北谷 )

<中・神>2回、森下は左翼線に同点の適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 【広澤克実 CHECK】森下を実戦で初めて見た。5打席だけの印象で一つアドバイスできることがある。内角の厳しい球はファウルでいい――。3回2死一塁で内角高めの真っすぐにバットを折られて三ゴロ。無理にフェアゾーンに入れようとするから凡打になる。

 今はまだ初対戦の投手ばかりなので、当然、真っすぐを待って変化球に対応していくことになる。この場合、真っすぐが来ても完璧に捉えることはできておらず、まだ差し込まれていた。

 2回無死一塁での1打席目でも3球続いた小笠原の真っすぐを三塁線へドン詰まりのゴロのファウル。もちろん真芯で捉えて、長打にすることが最高なのだが、苦しみながらもファウルで逃げられたから、4球目のチェンジアップを三塁線に適時二塁打できた。

 岡田監督からの期待も大きいと聞く。厳しい内角球はファウルでもいい。開幕までなるべく多くの投手と対戦し、プロの勝負を覚えていけばいい。(本紙評論家)

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2023年2月24日のニュース