つば九郎が感動した嶋基宏氏の“声出し”「みなさん、つばめをしってますか」

[ 2022年12月29日 20:46 ]

ヤクルトの「つば九郎」
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 ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が29日、自身のブログを更新。兼任コーチを務めていた今季限りで現役を引退し、来季はバッテリー兼作戦コーチ補佐に就任することが決まっている嶋基宏氏(38)に感謝と尊敬の言葉をつづった。

 「そこぢから。」のタイトルでブログを更新。嶋氏が楽天の選手会長を務めていた2011年4月に行われた東日本大震災復興支援試合で試合前に放った名スピーチ「見せましょう、野球の底力を」について「このことばをきくと、いまもとりはだがたちます。まさか、このことばをはっした~しまくんと、ちーむめいとになるとはおもいませんでした」と2020年にヤクルト入りした嶋氏との縁について書き始めた。

 広島の菊池涼介内野手(32)などチームの垣根を越えた各球団に仲のいい“おとももち”が多くいる、つば九郎。ただ、楽天とはリーグが違うこともあって嶋氏が移籍してくるまでは「ほぼほぼせってんなし。でもこっちは、ぞんじておりました」という関係だったという。

 だが、あっという間にチームに溶け込み、随所で人間力の高さを見せつけた嶋氏。「べんちではいつもせんとうで、こえをだし、ちーむをひっぱるすがた。こうはいがみんな、しまくんをしたって~そうだんにいくすがた。ちーむめいと、せんぱいこうはいをこえての、すばらしいにんげんかんけいが、いんたいきしゃかいけんに、なんにんもがかけつけ、いんたいじあいで、みんながなみだしてましたね」としたつば九郎は「ぼくも、あ~でありたい、あ~なりたいと、おもいました」と尊敬の念を隠さず明かした。

 そして、そんなつば九郎には嶋氏との忘れられない思い出があるという。ある日の試合直前、ベンチ前で選手たちとつば九郎が輪になり、嶋氏が“声出し”役を担当。そこで、物知りだという嶋氏が「みなさん、つばめをしってますか。つばめは、こううんをよぶとりといわれます。うちには、こんなおっきいこころづよいつばめがいます!ねっ、つばくろう!!」とナインを鼓舞したといい「こえだしでいじってくれたときは、まぢうれしかった」とその時の感激を込めて振り返った。

 「しまくんが、ちーむのれんしょうちゅうに、こえだしのねたにつまり、そうだんしにきてくれたこともいいおもいです。16ねんかん、ほんとうにおつかれさまでした。ひがしにほんだいしんさいふっこうのために、いろいろじんりょくしてくれたこと、そして、りーだーとしてのふるまいは、べんきょうになり、そんけいしています」。そう記して満面に笑みを浮かべる嶋氏との2ショット写真を掲載した、つば九郎。「いんたいしても、こーちとしてちーむにのこるので、まだまだいっしょですね。これからも、ちーむをよろしくおねがいいたします。みせましょう、やくるとすわろーずのそこぢからを!」とこれからも“共闘”が続いていく嶋コーチへメッセージを送っていた。

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2022年12月29日のニュース