現役引退の金子千尋 チームメートの“乱入”に笑顔「しっかり線引きしてビシビシいきたい」

[ 2022年12月23日 15:40 ]

<日本ハム>引退会見後、両投手から贈られた花束を手に写真に納まる金子(左から)加藤貴、金子、上沢(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの金子千尋投手(39)が23日、札幌市内のホテルで会見を行い、今季限りで現役を引退することを表明した。現役生活18年間を支えてくれた監督、スタッフ、さらに両親、家族への感謝を口にし、涙も浮かべたが、最後の最後には「笑顔」で会見を締めくくった。

 質疑応答後のフォトセッション中に思わぬ?乱入者が現れた。「すいません、すいません。質問いいですか?」。チームメートでマイクを手にした加藤貴と上沢が会見場へ。上沢は「こんにちは、南アフリカ中央テレビの者です」と“ひとボケ”を入れると「気になっていたこと」を直接、金子にぶつけた。

 「上沢選手は、金子選手と出会えて、4年間という短い時間でしたが、すごく野球選手としても一人の大人としても、非常に参考になったと申しておりました。投手陣の若い子達も口をそろえて、そう言っておったので、それを伝えに参りました」とまずは感謝を口に。そのうえで「もう一つあって、私生活でも上沢選手はとても金子選手と仲良くさせてもらっているということで、これから選手とコーチという立場になりますが、その関係は変わらないようにしてもらうことは…。今まで通りに、私生活でも野球選手としても、いろいろご指導ご鞭撻いただけるのでしょうか」と投げかけた。

 球団の要請を受ける形で、来季から「特命コーチ」に就任する金子は「しっかり線引きして、ビシビシいきたいと思います」と満面の笑みで“鬼コーチ”となることを宣言。加藤貴、上沢から花束を受け取り、記念写真に収まるなど、和やかなムードで会見を終えた。

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