大野豊氏 背番号「24」の後輩、広島・黒原は持ち味出せていた 初日のブルペンとすれば上々

[ 2022年2月2日 07:00 ]

大野豊氏
Photo By スポニチ

 【大野豊 CHECK】キャンプ初日。初のブルペンだけに、広島・黒原には緊張感があったと察する。それでも彼の持ち味は出せていたと見る。体はさほど大きくなくても、直球の力はかなりありそう。良いチェンジアップを投げていたし、カットボールにも力があった。

 常にセットポジションで投げる。ただ、初日の投球練習はほぼクイックモーションで投げていた。そこにどんな意図があったのか。下半身と上半身のタイミングを合わせる感覚で投げたのだろうか。

 投げ終わりのキャッチボールではキチッと右足を上げ、バランスを取りながら投げており、それが本来の投げ方なのだと思う。セットポジションからでも右足を上げて投げたボールを見たかった。

 ともあれ、キャンプ初日のブルペンとすれば上々で、順調にきていると思う。バラつきは時折あったが、ボール自体は非常に良い。この先が楽しみだ。(本紙評論家)

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月2日のニュース