今季6勝の楽天・涌井が5000万円減の1億1000万円+出来高払いでサイン「普通に考えればダウン」

[ 2021年12月8日 15:43 ]

契約更改を終えて会見に臨む楽天・涌井(球団提供)
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 楽天の涌井秀章投手(35)が8日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円減となる年俸1億1000万円でプラス出来高払いでサインした。

 移籍2年目の今季は自身10度目となる開幕投手を務め、就任1年目の石井一久監督の初陣勝利に貢献した。6月4日の広島戦(マツダ)で通算150勝を達成して以降は白星がなく、8月下旬から2軍調整が続いた。終盤に1軍に合流したものの中継ぎでの起用となり、最終的に21試合(中継ぎ4試合)で6勝8敗、防御率5・04という成績で17年目のシーズンを終えた。

 結果が全ての世界。減俸という厳しい現実も、当然のこと受け止める。「開幕投手である自分が中盤以降勝てなかった。自分がもっと仕事をしていれば優勝できた。普通に考えて分かるとは思いますが(年俸は)ダウンです」。自らの失速がチーム成績に影響を及ぼした責任を感じており「しっかりとした結果を残すしかない」と表情を引き締めた。

 来季で移籍3年目となるが「本当にあたたかい球団だなと感じている。できるだけ長くこの球団でやりたい」と涌井。月日を重ねるにつれて大きくなっている愛着も口にした。(金額は推定)

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2021年12月8日のニュース