阪神ドラ2・伊藤将 新人王の誓い!13年藤浪以来の新人2桁勝利も目標

[ 2021年1月4日 05:30 ]

JR東日本柏球場で自主トレを公開した伊藤将(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト2位・伊藤将司投手(24=JR東日本)が3日、千葉県柏市のJR東日本柏グラウンドで自主トレを公開。練習後のオンライン取材で、改めて2桁勝利の目標を掲げ、JR東日本の先輩にもあたる赤星憲広(スポニチ本紙評論家)に続くリーグ新人王の誓いも立てた。

 プロ入りに向け約2年間、汗を流したグラウンドで「プロ元年」のスタートを切った伊藤将は、即戦力左腕として改めて開幕1軍からのフル回転を誓った。

 「やっぱり即戦力として期待されているので(開幕に)遅れないように。目標である2桁勝利を目指していきたい」

 球団新人では13年藤浪以来の2桁勝利に向け、必要最低限となるのがクオリティースタート(QS、6回以上投げ自責点3以内)。伊藤将自身も「先発して6、7回、しっかり試合をつくるというのを目標にして」と話す。昨季、チームで2桁勝利をあげた西勇と秋山は、ともに10回を超えるQSをマーク。なかでも、西勇は登板21試合で17度を記録しており「西さんもローテーションをずっと守ってきている選手なので、そういうところから少しずつ学んでいきたい」と経験豊富な先輩から貪欲に吸収する構え。同じ左腕で1学年上の高橋や新加入する助っ人のチェンからも可能な限り、学ぶつもりでいる。

 目標達成の先には、自ずと新人王も見えてくる。過去、阪神で新人王を獲得した投手は1955年西村一孔から2007年上園啓史まで3人いるが、全て右腕。伊藤将が選出されれば球団左腕では初となる。JR東日本の先輩には、入団1年目の01年に盗塁王のタイトルを奪取し新人王にも輝いた赤星がおり「赤星さんに負けない結果を出してやっていきたいと思っています」と成長させてくれた会社に恩返しする意味でも、赤星に続く活躍を誓う。

 初詣は例年同様、母方の実家がある千葉県芝山町の神社を参拝し例年以上に活躍を強く祈願した。おみくじは昨年の「大吉」から「吉」へランクダウンしたが、自らの力で道を切り開く覚悟はできている。(須田 麻祐子)

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2021年1月4日のニュース