オリックス ドラ3来田「感触が良かった」、ヤクルト・村上&阪神・高山バットでプロの世界に飛び込む

[ 2021年1月3日 05:30 ]

オリックス3位の来田は新バットでプロの世界に乗り込む 
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 オリックスのドラフト3位・来田涼斗外野手(18=明石商)がプロ仕様の“新相棒”を用意したことが2日、分かった。ヤクルト・村上モデル、阪神・高山モデルの2種のバットで、「手にした感触が良かった」と明かした。

 昨年末に用具提供を受けるミズノ社と打ち合わせし、数あるバットから選択。一つが村上型だ。長さ85センチで、重さ890グラムと900グラムの2種類を用意。「テレビなどで活躍を見て、どんなバットなのか試してみたかった」。昨季高卒3年目で全120試合で4番を務め、出塁率・427で初タイトルを獲得した左の強打者を手本にした。

 もう一つの高山型は長さ84・5センチと85センチの2種類で、いずれも重さ900グラム。高山も1年目の16年に136安打を放つなど安打を量産して新人王を獲得した実力者で、長打に加えて確実性も求める狙いに合致した。

 2年連続最下位に沈んだ昨季の442得点はリーグ最低。打線がつながらない要因の一つが1番打者の不在だった。来田は50メートル5秒8の快足に加えて高校通算34本塁打を誇る逸材で、将来のリードオフマン候補として期待がかかる。「持ち味は遠くに飛ばす力だと思うけど、プロの投手はレベルが高い。対応できるように型や重さなどを試しながら」。無限の可能性を引き出してくれる武器となりそうだ。(湯澤 涼)

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2021年1月3日のニュース