中日ドラ1・高橋 吉見氏「19番」継承 「新たな使命感、責任感じる」

[ 2020年12月12日 05:30 ]

中日ドラフト1位の高橋宏斗
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 中日は11日、名古屋市内のホテルで新入団9選手を発表し、ドラフト1位・高橋宏斗投手(18=中京大中京)は今季限りで引退した吉見一起氏(36)から背番号19の継承が決まり、これから歩むエース道へ決意を新たにした。

 「長年、19番といえば吉見さんが付けていた重みのある番号。うれしい気持ちでいっぱいとともに新たな使命感、責任を感じています。この背番号をいただいたからにはしっかりやらないと」

 愛知県生まれで幼少期から中日ファン。吉見は黄金期を支えた憧れの投手で「ミットに吸い込まれていく真っすぐ、変化球に魅力を感じていた」という。11月6日の引退登板も、もちろん目に焼き付けた。外角直球で空振り三振を奪った後、プレートの土を手でぬぐってマウンドに別れを告げた姿に感動し「意志を受け継いで頑張っていきたい」と誓った。

 球界を見渡しても「19」は巨人で上原浩治や菅野が背負うなどエース級の名前がそろう。「プロで19番は球団を代表する投手がつけてきた。1日でも早くドラゴンズの戦力となり、球界を代表する選手となりたい」。竜のエースから球界のエースへ――。夢と希望に満ちた18歳がプロの扉を開いた。(徳原 麗奈)

 ▽中日の背番号19 最も長く付けた選手は、今季限りで引退した吉見で15年間。過去にも好投手が多く、57年10月12日阪神戦で大矢根博臣、64年8月18日巨人戦で中山義朗がノーヒットノーランを達成した。77年ドラフト1位の藤沢公也は、79年に13勝を挙げて新人王に輝いた。

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2020年12月12日のニュース