オリックス もう自力V消滅危機 2度目の同一カード6連敗なら16日に…

[ 2020年8月14日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-3ソフトバンク ( 2020年8月13日    ペイペイD )

<ソ・オ9>9回無死、代打・伏見(中央)が凡退しガックリのオリックスベンチ(左端は西村監督)(撮影・岡田 丈靖)
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 オリックスは2度目の6連敗で今季ワーストを更新する借金13に膨らみ、西村監督は「先頭打者(本塁打)で乗っていかないといけないんですけど。その1点だけですから」と言葉を絞り出した。得点力不足が深刻だ。山足がプロ3年目で初の初回先頭打者アーチ。幸先よく先手を取りながら、以降は6回1死二塁からT―岡田が空振り三振、ジョーンズが遊飛に倒れるなど再三の好機を逸した。

 右肘痛で出遅れ、今季初登板だった張奕は5回3失点の粘投。同じ7安打で初回の1点しか援護できず、田口野手総合兼打撃コーチは「選手も必死にやってくれているが、流れや駆け引きだったり、いろいろある。もう少し(投手陣を)助けられたらいいですけど…。悪いとすればコーチです」と責任を背負い込んだ。

 混戦模様だったパ・リーグで脱落。12球団で唯一の勝率3割台に甘んじ、首位のソフトバンクと楽天からは今季最大の10・5ゲーム差が付いた。今回6連戦は山本、田嶋でも勝てず、残る3試合はブルペンデーを挟むなど苦しい布陣。このまま今季2度目の同一カード6連敗なら、16日に自力優勝の可能性が消滅する危機に西村監督は「全員でやっていかないといけない」と表情をこわばらせた。(湯澤 涼)

 《初回先頭打者弾は不吉?》山足(オ)が3年目で初の初回先頭打者本塁打。パでは今季4本目で、

 ▼6・27中川(オ)●1―2ロ
 ▼7・18茂木(楽)●3―4西
 ▼8・7 上林(ソ)●4―7楽
 ▼8・13山足(オ)●1―3ソ

幸先よく先制しながら、打ったチームは全て敗れている。セでは7本あり、両軍で打ち合った7月10日のDeNA―阪神戦を除くと1勝4敗で、こちらも勝利につながっていない。

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