阪神ドラ1西純矢 5度目のブルペン 29球全て直球「振りかぶった方がかっこいい」

[ 2020年2月14日 05:30 ]

ブルペンで投球する西純
Photo By スポニチ

 強いこだわりが見えた。ドラフト1位・西純矢投手(18=創志学園)が13日、今キャンプ5度目のブルペン入りで初めて捕手を座らせた。小学時代から続けているワインドアップから、全て直球で29球を投げ込んだ。

 肩慣らしでセットポジションで捕手を立たせて投球すると、座らせてからは両脇を締めて大きく腕を上げるモーションから力強いストレートを投げ込んだ。「前田健太さんがカープにいるときがそう(ワインドアップ)だった。振りかぶった方がかっこいい」と憧れの投手に影響され、小学時代からこのスタイルを続けてきた。

 阪神では西勇や能見が有名で、松坂大輔や川上憲伸らもワインドアップ投法だったものの近年は減少傾向。「結構少ないですよね。投手コーチに言われない限りは、このスタイルは変えたくないなとは思っています」。なじみのあるフォームに愛着をみせた。

 「シュート回転のボールも多かったですし、バランスを崩したりするのも多かった」この日の投球は辛めの自己評価。次回は16日にブルペン入りを予定し「そこできょうの反省をいかしていきたい」と修正を誓った。

 「(山本)昌さんから指導してもらって、フォームもすごく良くなってきたと思っている」とここまで充実したキャンプを過ごし、香田2軍投手コーチも「一言で言えば順調にきている」とうなずいた。将来のエースに向けての道へ、一歩ずつ歩みを進めていく。 (阪井 日向)

続きを表示

2020年2月14日のニュース