楽天 由規 450万円でサイン、支配下に復帰 来季は「1年間フルに投げたい」

[ 2019年11月20日 12:58 ]

「来年はシーズンを通して1年間波なく投げたい」と意気込みを明かす楽天・由規。新球ツーシームに取り組む
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 楽天の由規(佐藤由規)投手(29)が20日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、450万円でサインした。(金額は推定)

 「球団には育成から支配下選手にしていただき、本当に感謝しています。来年はどこを任せられるか分かりませんが、1年間フルに任せられた部分で投げたい。シーズンを通じて波なく投げられるように頑張ります」

 そのためには努力を惜しまない。秋季練習中にはトラックマンで自らの投球を数値化。たとえば右打者へ全力でリリースした際、内角は100%近いボールながら、外角は90%未満までダウン。「なぜ」を追求しつつ、それを縮める術を追求している。

 また新球習得にも力を入れ始めた。「真っすぐでヨーイドン三振を狙うのではなく、左打者を1球で仕留められるツーシームですね。真っすぐの軌道で少し曲がる、打者が思わず前に飛ばしてしまう球ですかね」と構想を明かした。

 今季は9月26日の西武戦(楽天生命パーク)で中継ぎとして481日ぶりの1軍マウンドに。最速150キロ直球を武器に9回を無安打無失点、2奪三振に封じ、生まれ故郷・仙台のファンから大声援を浴びた。

 かつて161キロを計測した豪腕は、イメージチェンジしながら来季、2年ぶりの白星を目指す。

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2019年11月20日のニュース