オリックス、今季5度目延長も勝てず 西村監督「すべて監督の責任」

[ 2019年4月10日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4―5ロッテ ( 2019年4月9日    ZOZOマリン )

9回、同点に追いつかれた沢田(右端)は西村監督からねぎらわれる (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 延長地獄から抜け出せない。オリックスは開幕10試合目で今季5度目の延長戦を戦い、2度目のサヨナラ負けに沈んだ。4―2の9回に登板した沢田が、痛恨の同点2ランを被弾。試合の流れを手放し、「次につなげられるようにしたいです…」と、唇を噛んだ。

 代役守護神が誤算だった。5日の楽天戦から3連投だった増井の疲労を考慮しての起用だったが、先頭中村に左前打されると、続く角中に外角高め直球をバックスクリーンに運ばれた。戦前まで5試合計5回無失点と抜群の安定感を示していたが、6試合目の登板で痛すぎる今季初失点。西村監督は「継投で負けるのは監督の責任。悪いのはすべて監督の責任」と、かばった。

 5度の延長戦は3分け未勝利。泥沼を脱出できない要因の一つとして指揮官が指摘したのは打線だった。4回に一挙3得点、5回にも若月の1号ソロで加点したが、終盤に沈黙。6~8回は、いずれも安打で走者を出しながら決定打を欠いた。

 西村監督は「ワンチャンスをものにすることができるが、その後。チャンスをつくっても潰してしまい流れが向こうにいってしまう。追加点を取らないと」。打開策として、10日のロッテ戦から杉本の合流を決定。指揮官は「ロメロも下(2軍)で試合に出始めている。考えていかないと」と前を向いた。(湯澤 涼)

続きを表示

2019年4月10日のニュース