DeNA飯塚、2段で一本立ち 番長から金言「軸意識することが大事」

[ 2019年2月5日 06:24 ]

DeNA・春季キャンプ ( 2019年2月4日 )

<DeNAキャンプ第1クール4日目>フリー打撃に登板した京山(撮影・島崎忠彦)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】 すっと上げた左足が、もう一度上がる。DeNA・飯塚が2段モーションの新フォームで今キャンプ初めてフリー打撃に登板した。39球で安打性の当たりは1本。4度の空振りを奪い「思うようなバランスで投げられて良かったです。直球と分かった上で空振りを取ることができた」と充実感をにじませた。

 「直球を良くするにはどうすればいいか」。1月の自主トレ中。キャッチボールでさまざまな投げ方を試し「遊び感覚でやったら強いボールがいってハマったと思った」と新フォームにたどり着いた。軸足に体重が乗ることで球に力が伝わり、この日の最速は148キロ。まだ第1クールながら、1メートル88の長身から繰り出される直球の平均は145キロと力強い球を連発した。

 「片足で立つときは、土の下までくいを打つように一本で立て」――。三浦大輔投手コーチから授かった金言だ。2段モーションの代表的投手でもあった新コーチは「軸を意識することが大事。反り返ったり、首が倒れたりしないように」と言葉の意味を説明。2段モーションでは1本足で立つ時間が長くなる分、より体の軸への意識を高める。「番長流」を吸収した飯塚は「積極的に聞きたいし、自分のものにしたい」と意欲を示した。

 17年にプロ初勝利を挙げながら、期待された昨季も1勝止まり。プロ5年目を迎え、今季こそローテーション定着が期待される。「自分が結果を出していればチャンスは回ってくると思う。いい結果を出せるようにしたい」。一本立ちの時は近い。 (町田 利衣)

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2019年2月5日のニュース