ダルで連敗止めた!「腕がちぎれても」と自身最多の17勝目

[ 2011年9月29日 20:53 ]

4回2死、内川を空振り三振に仕留め、雄たけびを上げるダルビッシュ

パ・リーグ 日本ハム2―1ソフトバンク

(9月29日 ヤフーD)
 日本ハムのダルビッシュが自己新でリーグ単独トップの17勝目を挙げ、チームの連敗を9で止めた。8回を2安打12奪三振で1点に抑えた。8回1失点でリーグ単独トップとなる17勝目。前日までチームは9連敗と3位転落の可能性が出てきていた中、「力も抜けていい感じで投げることができた」。暗雲を消し去るかのような12奪三振の力投だった。

 日本ハムにとって54イニングぶりの適時打は3年目の若手が生んだ。6回1死一、三塁。外角高めの直球を、杉谷が強くたたきつけた打球はバウンド後に一塁手の頭上を越した。杉谷は「ダルビッシュさんを援護したいという思いで食らい付いた」と話した。

 チームは7試合ぶりの先制。先頭打者の出塁を3連戦で初めて得点に結び付けた。しかし、直後の守りで自身の失策が同点につながっただけに、杉谷は「守れないと話になりません」と喜びもつかの間だった。

 だが、8回には陽が安打と盗塁でニ進し、糸井が左前適時打を放って勝ち越した。

 先発のダルビッシュは8回1失点、12奪三振で17勝目。8回に勝ち越した裏には「腕がちぎれても、という気持ちで」三者三振に切って取る気合の投球を見せた。

 9回は武田久が締め今季34セーブ目を挙げて通算100セーブ目をマークした。プロ野球24人目。初セーブは05年9月22日のオリックス戦。

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