涙の関東一・宮下「プロ志望届出す」

[ 2010年8月19日 06:00 ]

<関東一・成田>8回1死一塁、関東一・宮下は空振り三振に倒れる

 【関東一3―6成田】打ち気にはやる胸の内を見透かされていた。8回の第4打席。関東一の4番・宮下は追い込まれた末、外角低めのスライダーを振らされ、3つ目の三振を喫した「あっちの方が1枚上でした。気持ちが空回りしてどんな球にも手を出してしまいました」。目にうっすらと涙を浮かべながら悔しさをにじませた。

 3回戦まで3試合で30得点の強力打線でも中川をとらえることはできなかった。初回に3点を先行され、3回には山下が三盗を、5回には羽毛田が二盗を試み局面の打開を図ったが、いずれも失敗し、得意の集中打につなげられなかった。それでも復活を予感させる快進撃に米沢監督は「この経験を後輩たちが伝統として受け継いでくれたら」と話した。また宮下は進路について「プロ志望届は出そうと思ってます」とプロ志望を明らかにした。

 ▼関東一・白井(3回途中から2番手として登板し、6回2/3を2失点)疲れはあったが、気持ちで投げられた。ベスト8まで行け、早実との東京対決にも勝てた。悔いはない。

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2010年8月19日のニュース