落合監督 初の“スミ1”に「分かりやすい試合」

[ 2010年6月26日 19:47 ]

 【中日1―0広島】中日は一回の1点を守り切っての勝利。落合監督は取り囲む報道陣に「“スミ1”はいつ以来?」と質問した。スコアボードの隅の1点で逃げ切る試合が、指揮を執って7年目で初めてだと判明すると「分かりやすい試合だな」と笑顔をのぞかせた。

 唯一の得点は、荒木の二塁打を足掛かりに森野の犠飛で挙げた。追加点が奪えない中、球威が自慢の中田賢が変化球主体の投球で要所を締めた。右腕は八回2死から振り逃げと四球で一、二塁のピンチを招くと浅尾に後を託し、九回1死一、二塁からは岩瀬が締めた。
 緊迫した展開を制した指揮官は「こういう試合も勝てるようになったということ。そう思うしかないか」と複雑な表情。勝率5割を行ったり来たりする中で、守り勝つ野球を最高の形で実践できた手応えは感じたようだ。
 だが、3安打1点の打線には悩ましげで「バッターはピッチャーに借りをつくっちゃいかん。どこかで入れ替えないといかんな」。近いうちに野手の顔触れが一部変わるようだ。

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2010年6月26日のニュース