オガラミ無安打…清水G斬りお手本

[ 2010年3月31日 06:00 ]

<横・巨>4回2死阿部に本塁打を許した清水

 【横浜3―4巨人】移籍後初先発の清水が、巨人のクリーンアップを無安打に抑えた。8回8安打3失点も野村投手コーチは「清水が巨人戦にメドが立ったのは大きい」と言った。

 清水はロッテ時代も巨人戦は交流戦5試合で2勝無敗、防御率2・04。「巨人戦に投げるのはだいぶ前から言われていた。1人ずつ分散していこうと思っていた」。初回2死三塁では直球で3球勝負してラミレスを中飛。5回2死二塁でも昨季、チーム対戦打率・415、9本塁打の小笠原に4球直球を続けて三振に斬った。
 前半は直球を低めに集め、3巡目以降は一転してカットボール、スプリット中心の攻めに転じた。3、4番に投じた21球のうち、真ん中に入ったのは1球だけ。生命線の制球力は、ロッテのエースとして93勝を挙げた右腕の真骨頂だった。
 「(巨人対策が)浸透してきているんじゃないですか。他の投手にお手本にしてもらいたい」と尾花監督。2戦目以降の投手陣に大きなヒントを与えた清水の初登板だった。

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2010年3月31日のニュース