終盤破綻の西武 不名誉なタイ記録

[ 2009年12月31日 08:01 ]

 今季4位に終わった西武はサヨナラ負けが14度。88年広島、93年中日と並ぶシーズン最多サヨナラ敗戦の不名誉な記録をつくった。パで2ケタのサヨナラ負けを記録したのも西武だけだった。

 

 過去2チームは2点差以上のサヨナラ負けが含まれていたが、西武はすべて1点差。紙一重の敗戦ばかりだった。
 日本一となった08年は6回終了時にリードしていた試合に61勝8敗(勝率8割8分4厘)とほとんど逃げ切っていたが、今季は50勝17敗2分け(7割4分6厘)とリーグ最低勝率。最下位だったオリックスでさえ、中盤までリードすれば54試合中9試合しか負けていない。
 昨年はグラマンが31セーブを挙げ、勝ちパターンがあった西武。今季は5月にその守護神が戦線離脱すると小野寺が押さえに回ったが16セーブ止まり。チーム全体で9投手計28セーブをマークしたが、それでもグラマンの前年実績には追いつかなかった。
 V奪回には強力なストッパーを固定することが必要となる。

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2009年12月31日のニュース