巨人

[ 2008年12月13日 06:00 ]

05年、お立ち台で村田善則捕手(右)とファンに手を振る読売ジャイアンツの工藤公康投手

 プロで16年。村田善は「ラッキーだった。巨人だったからこそ、これだけの出会いがあった」と振り返る。甲子園で「何だ、このゴツイのは」と思った松井(現ヤンキース)は93年の同期入団。1年目のキャンプでは当時3本柱の斎藤、槙原、桑田がブルペンで競演する姿に圧倒された。

 00年、ダイエーから移籍した工藤(現横浜)との出会いがさらに衝撃的だった。「“オマエ、投げやすいな”と言われてコンビを組ませてもらったけど、話しをしたら考え方が凄かった。その後につながる出会いだった」。引退を発表した後、工藤からは電話をもらった。「気に掛けてくれていたと思った。うれしかったよ」。現役最年長左腕から学んだことは必ずスコアラーの仕事に生かされるはず。来年はその工藤に、ネット裏から“恩返し”をするのが目標だ。

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2008年12月13日のニュース