ドジャースに故障、年齢不安視された斎藤

[ 2008年12月13日 19:04 ]

 米大リーグ、ドジャースは12日、斎藤隆投手と来季の契約を更新しないと発表し、同選手はフリーエージェント(FA)となった。ドジャースの提示額は、今季の年俸200万ドル(約1億8200万円)から50万ドル増の250万ドル(約2億2750万円)プラス出来高払いと見込まれ、斎藤サイドと契約はまとまらなかった。

 ドジャースが高額提示で是が非でも斎藤の残留に動かなかったのは、右ひじの不安からだ。今季は右ひじの靱帯損傷で約2カ月間戦列を離れ、復帰後も本来の投球を取り戻せなかった。また、ドジャースで3季プレーした斎藤は年俸調停の権利を得た。調停となれば年俸は跳ね上がる。来年2月に39歳になる年齢も考慮し、球団はリスクを避けた。
 一方で、斎藤は3年で通算81セーブの実績がある。年俸が他のストッパーに比べれば低いこともFA市場ではメリットだ。抑えは経験が求められるポジションだけに、ベテラン投手の動向が注目される。(共同)

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2008年12月13日のニュース