巨人と4差…阪神6度目のマジック消滅

[ 2008年9月14日 18:22 ]

4回、広島1死満塁、梵が右前に勝ち越しタイムリーを放つ

 【広3―1神】広島が継投で逃げきった。1―1の4回に梵の適時打で勝ち越し、暴投で1点を追加。その裏から5投手をつぎ込み、反撃を断った。2番手の上野が今季初勝利。阪神は6回無死満塁の好機で無得点。金村暁は未勝利で5敗目を喫した。

 ≪痛かった無死満塁無得点≫1―3の6回。阪神は2連打に四球で無死満塁と攻め立てた。同点、一気の逆転と黄色一色のスタンドも最高潮に盛り上がる。だが、そこからもう1本が出なかった。
 無死満塁で、まずは矢野。カウント0―1から低めのボール球を空振り。フルカウントからの7球目。今度は外角に逃げる変化球を振って空振り三振。ストライクを取るのに苦心するブラウワーを助けてしまった。
 続く代打桧山もカウント1―1から緩い球に体勢を崩され、投ゴロ。読みとは違う変化球に手を出してしまったようで、「おれがアホやった」と桧山。最後は葛城が左飛に倒れた。全体の不振が、各打者に焦りをもたらしているようにも映る。主砲の金本は「このチームはこんなもん」と厳しい言葉を投げ掛けた。
 優勝へのマジックは6度目の消滅となったが、優位はもちろん変わらない。岡田監督は「何とか反撃を待って、投手はよく頑張っている」と打線の奮起を、ひたすら待っている。

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2008年9月14日のニュース