微妙判定に拙攻に…大矢監督イライラ

[ 2008年7月23日 06:00 ]

<ヤクルト・横浜>8回2死一塁 代打・佐伯(左端)の一ゴロについて抗議した大矢監督(右端)は、遅延行為として井野審判(左から4人目)に退場を宣告される

 【横浜1―4ヤクルト】試合後も横浜・大矢監督の怒りは収まらなかった。「変な試合になったな」。横浜で1試合2人の退場は12年ぶり3度目。指揮官は8回の場面を振り返り「明らかにファウル。(審判同士で)かばい合ってるのか。あれがまかり通ったら駄目」とまくし立てた。

 8回2死一塁で代打・佐伯の打球はライン際への一ゴロ。この微妙な判定に大矢監督がベンチを飛び出した。「一塁塁審は(一塁手の)背中越しだから見えていない。球審が判定してほしい」と猛抗議。規定の5分をオーバーする8分間の抗議を続けたことで「遅延行為」で退場となった。
 自身の退場は昨年6月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来。初回には先発・小林がわずか打者2人で危険球退場し、その際にも抗議したが実らなかった。球団は23日に連盟に抗議文を提出予定。試合も相手を上回る10安打を放ちながら12残塁と、まさにイライラの募る夜となった。

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2008年7月23日のニュース