大場 8奪三振も制球乱し4失点

[ 2008年3月9日 16:36 ]

5回途中まで投げ、8奪三振ながら4失点と課題も残したソフトバンク・大場

 【広6―1ソ】ソフトバンクの新人の大場は、4回2/3を投げ4安打4失点だった。球の切れで圧倒し8三振を奪ったが、5回2死走者なしから3連続四球と乱れるなど、課題も残った。広島は19歳の前田健が4回を1失点にまとめ、先発枠争いに残った。

 ≪きめ細かい投球を、と監督≫8三振を奪ったことなど、頭に残っていなかった。ソフトバンクの大場(東洋大)は、5回途中までを4失点。「四球を出して、安打を打たれる最悪なパターン。今日はそれだけ」。大物新人は、5回の壁を越えられないでいる。
 4回までは無難な投球。だが、予定の投球回まであと1死と迫ったところで、制球が微妙に乱れ始める。左打者3人をいずれも歩かせ、満塁。緒方に直球を右前にはじき返され、降板となった。「左打者が続き、少し厳しいところを突こうとし過ぎた」。力むと、球が上ずり、甘くなる。4回2失点だった前回登板と同じ課題が、残った。
 開幕ローテーション入りを確実視されて臨んだオープン戦で、足踏みが続く。王監督は「そろそろ開幕が近くなっている。もう一段上のきめ細かい投球を」と注文を付けた。

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2008年3月9日のニュース