ＧＧ佐藤２安打２打点！４番争い前進

＜ソ・西＞初回２死二塁、ＧＧ佐藤はバットを折りながら左前にタイムリーを放つ

　【西武５－２ソフトバンク】西武のＧ・Ｇ・佐藤が今季初の４番に座って２安打２打点と活躍だ。初回２死二塁、左前に先制打を放つと、１点を追う６回無死一、二塁では右前へしぶとく落とす同点打でアピールした。

　４番争いが激しさを増してきたが「まだオープン戦ですから。４番？こだわりはない」。それでも、前日４日の中日戦（ナゴヤドーム）では練習中に落合監督に呼び止められて野球談議。「話した内容は秘密です。オレ流ですよ」と“その気”になってきた。

　渡辺監督は「Ｇ・Ｇは追い込まれてからしぶといし、頼りになる」と勝負強さを絶賛。「（３ランの中村は）４番というタイプじゃない」としており、今後も中島、ブラゼル、Ｇ・Ｇ・佐藤の３人で４番を競わせることを明言した。主砲争いが過熱するほど、カブレラ、和田の抜けた穴は小さくなる。

　＜ソフトバンク　多村オープン戦第１号＞少し詰まったような当たりだったが打球は左翼フェンスを越えた。前日３安打のソフトバンクの多村が、初回２死からオープン戦第１号。「結果を求める時期ではないが、１本目というのはホッとする」と、胸をなで下ろした。４回の第２打席でも左前打。６回の第３打席で自打球を右足甲に当て、その後ベンチに退いたが「あしたも全然出ますよ」ときっぱり。“不動の３番打者”として、かかる期待は大きい。