小林宏 五輪先発へ猛アピール

[ 2008年2月20日 06:00 ]

小林宏(右)は隣りの成瀬と張り合うかのように力の入った投球を見せた

 北京五輪での先発の座を狙うロッテ・小林宏が猛アピールだ。日本代表の大野投手コーチが視察に訪れた中、ブルペンでは完全習得を目指すカーブを交えて46球。雨のために室内練習場で行われたシート打撃では、打者10人を安打性2本に封じた。

 予定された紅白戦2度目の先発こそ流れたものの「感じは良かった。ここまで順調にきている」と小林宏。大野コーチも「落ちる球で空振りが取れるのは国際大会では大きな武器。カーブも消える感じで使えそうだし、投球の幅が広がる」と絶賛し、昨年12月の予選から先発投手枠が増える北京五輪では「先発も十分ある」と期待を寄せた。チームでは初の開幕投手も確実な状況。アジア予選のフィリピン戦は2番手で1回完全、2奪三振の小林宏は「もちろん五輪では先発したい」と意気込んだ。

 ≪成瀬“ロッテの顔”に≫ロッテの成瀬が今季、各球場で流されるNPBのCMに出演することが決定。練習後に収録が行われた。日本ハム・ダルビッシュ、西武・涌井ら各球団1人ずつ出演するが、日本代表経験者が並ぶチームで成瀬が抜てきされた。ブルペンで30球、室内練習場のシート打撃で打者10人に42球を投げて安打性2本に抑えた左腕は「腕が振れるようになった。状態は良くなってきている」と手応えを感じていた。

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2008年2月20日のニュース