岡田監督 投壊で清水にオカンムリ

[ 2008年2月12日 06:00 ]

練習試合でベンチに戻る清水(左)、上園(中)を見つめる岡田監督

 【阪神3―6ヤクルト】前日は日本ハムの怪物ルーキー中田に一発を浴びるなど8失点で逆転負け。この日もローテーション入りを狙う若手投手陣が打ち込まれて完敗。練習試合2連敗に岡田監督の表情もさえない。怒りの矛先はマスクをかぶった2年目の清水に向けられた。

 「投手が首振って投げたのが全部、直球。そんなリードないよ。もっと、いいところを引き出さな。練習試合なんかでパニックになっていたら、公式戦に出られへん。もっと怖さを知らなあかん」
 この日は左腕・正田が先発したが、初回に宮出に2ランを浴びるなど2回3失点。3回から登板した昨季の新人王・上園も、ルーキー中尾に一発を浴びて2回2失点とピリッとしない。3番手の能見も打者4人を完ぺきに抑えた後に4連打で1失点と安定感を欠いた。相手の村中、岡本らが好投しただけに、余計にふがいなさが目立った。
 「みんな、いい球が来ていた。生かし切れなかった自分に責任がある」と清水は投手をかばったが、先発陣の整備は今キャンプの重要課題だけに、不安いっぱいのスタートとなった。

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2008年2月12日のニュース