【高校サッカー】大分鶴崎26大会ぶり16強 右手首骨折の河野主将がフル出場「しっかり耐え抜けた」

[ 2026年1月1日 05:30 ]

第104回全国高校サッカー選手権 2回戦   大分鶴崎1―0奈良育英 ( 2025年12月31日    オリプリ )

<奈良育英・大分鶴崎>前半、右手にギプスの大分鶴崎・河野歩は積極的に相手ゴール前に攻め込む (撮影・西川祐介)
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 大分鶴崎がMF山下紫凰(しおう=2年)の先制点を守り抜き、99年大会以来26年ぶりの16強進出を決めた。29日の初戦で右手首を骨折するも、フル出場で貢献した1メートル86のMF河野歩夢主将(3年)は「苦しい時間もしっかり耐え抜けた」と安堵(あんど)した。

 試合開始前、河野の姿にスタンドがどよめいた。右手首は包帯で固めた上にサポーターが施され、仲間の助けなしには左腕にキャプテンマークを装着することもできない痛々しい姿。負傷した29日の夜は痛みで眠れず、翌日の診察で骨折判明。ドクターストップがかかったが「奈良育英さんの10番の思いも背負ってプレーする」。7月に奈良育英3年生の森嶋大琥(ひろと)さんが白血病で急逝し、今大会は特別に背番号10で登録が許された。

 11月には学校のある大分市内の佐賀関で大規模火災が発生。そして、自身の負傷と逆境が重なる状況にも「被災地の皆さんにプレーで勇気を与えたい」と心は折れない。地元、そして奈良育英の思いを背負って大分鶴崎の進撃は新年に続く。 (柳内 遼平)

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