僕らが「君といた証」――7限目のフルール 奇跡の再集結、ファンが見つめた3年生卒業ライブ

[ 2026年3月7日 19:07 ]

【画像・写真1枚目】僕らが「君といた証」――7限目のフルール 奇跡の再集結、ファンが見つめた3年生卒業ライブ
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 長野・佐久長聖高校発のアイドルグループ「7限目のフルール」(ナナフル)が3月1日、長野JUNK BOXで3年生5人の卒業ライブに臨んだ。10人で泥臭く駆け抜けた日々の集大成。アンコールでは、脱退した1期生・丸山心優さんがサプライズでステージに舞い戻った。3年生5人で迎えるはずだったラスト。そこに幻の6人目が加わった奇跡の光景を、熱狂のフロアで見届けたファンたちの切実な証言で再現する「推し面」ナナフル連載特別編。(推し面取材班)

7限目のフルール、6人で死守した東京ラスト「君といた証」

 ナナフル始まりの地、長野JUNK BOXのステージ。暗闇の中、張り詰めた静寂を切り裂くように、6つのシルエットが浮かび上がる。ざわめきが息を呑む音に変わり、やがて地鳴りのような歓声が空気を震わせた。初期衣装を身にまとった姿。そこに、いるはずのないラストピース。長く伸びた髪を揺らし、眩しそうに客席を見つめる初期メンバー・丸山さんの姿があった。歴史の欠片が埋まる。オレンジ色のペンライトで埋め尽くされたフロアの底で、いくつもの肩が震えていた。

 「ものすごい演出でした!」(ZACKYさん)

 「まさかとは思いましたが、最後の最後にお目にかかれるとは思いもしていなかったので、感極まって涙が出てしまいました」(たけちゃんさん)

 「歌い出しの直前に笑いあった6人の顔。当時から応援していた仲間と一緒に、このベストエンディングを観れて幸せでした」(シベリアさん)

 「ステージ上に丸山さんの姿を見た時には我が目を疑いました。元気そうに、楽しそうにステージを動き回る彼女を見て、丸山さんにとって7限目のフルールは辛い思い出ではなく、輝く青春の1ページになった事が本当に嬉しくて涙が止まりませんでした」(いーえぬさん)

 かつては声援もまばらだったというフロアは今、400人の熱気で息苦しいほどに膨れ上がっている。最後方、PA前で陣取る者たちが喉を枯らしていた。

 「最初は声を出す人達もまばらでまとまりのなかったフロアが今では熱量、活気共に立派なコール現場となりました。ラストライブはいつもの後方PA前から見ても人がたくさん入り熱を感じれる素晴らしい景色でした。個人的に自分が思い描いていた景色が一つ形になった瞬間でした」(まぁ@ナナフルコール隊さん)

 「初年度のお客さんが少ない時期を知っている者としては、あのオレンジで埋め尽くされた景色を見て感無量でした。彼女たちの頑張りが多くの人たちの心に響き、そして人が集まりあの光景に繋がったのだと思います」(やーまんさん)

 「いつも通りの後方で見守ってました。僕は今まで前で見たことはなかったですが、10人の全体像を、後ろから応援できて良かったなって思ってます。メンバー、後方コール班の一部メンバーとの別れはさみしいですが、これからも大きな声を武器に応援していくつもりです」(ふじ@オグ様推しさん)

 「こんなに頑張っているアイドル他にいないって話が出ました。私もアイドルを好きになったのがナナフルが初めてでその理由が頑張っているからだと思います。だからこそラストで流したメンバーの涙はほんとに綺麗でした」(翼さん)

 「ぼくが初めてナナフルを見た一期デビュー翌年の4月は、フロアで声出す人がほとんどいなく、ごく少数で声出ししてました。(そのお陰でメンバーの認知を得たかとw)それが最近のフロアの声の勢いときたら!?フロアも一緒に成長するグループとファンでした」(すの▲かぼちゃん迷走中さん)

 2年生から3年生へ贈る、初披露の「桜の影」。ラスサビのソロパート、涙でにじむ視界の中で絞り出すように震えた宮下裕萌(ゆめ)の声は、すし詰めの客席の涙腺を決壊させた。1月の佐久市・凱旋コンサートを見た青いイガグリさんが「ゆめちのパフォーマンスっぷりは、まぁ、見上げたものでした」と成長を確信していたその姿は、この夜、確かな頼もしさとなってフロアを震わせた。

 「『桜の影を追いかけて 見送るその背中』。ゆめちが桜の影のラスサビのこの歌詞を歌い出したとき、涙でにじむ視界の中でも絞り出すように震えた声は、叫びにも願いにも聞こえました。1期生への想いが痛いほどまっすぐに伝わり、その声とともに重ねてきた景色が次々と蘇って、気づけば涙が溢れていました」(トモヤさん)

 そして、あいさつの途中に深呼吸を挟みながらも、絶対に涙をこぼさなかった沢柳真生の真っ直ぐな瞳。そこには、ナナフル最終章を背負う強い覚悟が刻み込まれていた。

 「2年生からの挨拶で、1人だけ涙を見せなかったまおたん。途中で言葉が詰まって深呼吸を挟むことはあっても、絶対に泣かなかったその意志の強さを見て、『来年度のナナフルも大丈夫だな』と確信しました」(とうふさん)

 アンコールを迎え、3年間の重みをつづった手紙を3年生が握りしめる。常に先頭に立ち、120%でファンの期待に応え続けてきた岡澤唯(ゆい)。そこには「えっと...」と言葉に詰まりながら等身大の言葉を探し続ける横顔があった。

 「これまでもあったと思いますが、機転をきかせてまとめてた印象でした。最後無理にまとめようとせず等身大の岡澤唯ちゃんをみせてくれているようで感動しました」(フリルさん)

 「ゆいぽんが、週末のライブのために平日や苦手なもがんばれた、って言っててそれが自分も同じだったので印象に残っております」(ボーンさん)

 週末のライブがあるから、平日や苦手なことも乗り越えられたという岡澤の吐露。それは、客席で戦う「僕ら」の生きがいそのものだった。

 竹内花春(はる)が手にした用紙には文章ではなく、メモ書きだった。それに目をやりながら、その場で言葉を紡ぎ出す。MC担当の矜持だ。

「その姿があまりにも眩しく、強く、美しかったです」(さわにゃんさん)

 インフルエンザ禍で2月21日の東京ラスト公演に立てなかった無念をにじませた竹内は、普段見せない涙を流しながらも、誰より負けず嫌いな強さを証明した。

「私の推しは、あざとくてかわいくて、かっこいいんです。最後までかっこよくて、その姿を見届けられたことがなんだかとても嬉しかった」(うめこさん)

 片岡和(にこ)は手紙の冒頭で少し駄々をこねる素顔を見せながらも、最後は「きっと大丈夫!!」と笑ってみせた。

 「にこちゃんが手紙を読む冒頭で少し駄々をこねた素顔が、推し続けた3年間を全部思い出させました。最後にファンに向けて『きっと大丈夫!!』と伝えた笑顔が誇らしかったです」(SIBA-しろたんさん)

 高柳咲彩(さあや)は「私をアイドルにしてくれてありがとう」と深々と頭を下げた。

 「最後のお手紙で高柳さんは『私をアイドルにしてくれてありがとうございます。』とおっしゃいました。そうではありません。あなたがたは自分の力でアイドルになったのです。今後の人生において、誇っていい素晴らしい3年間を過ごされたのです」(いーえぬさん)

 5人の最後にあいさつした勝見奏花(そな)は「終わりたくない…」。あふれる涙で言葉を詰まらせた背中。その震える肩を、後輩・清水埜乃花の小さな手が優しくさする。「悔いはない」。そう絞り出した声が、フロアの胸を打つ。

 「手紙では朝早くから夜遅くまでの活動で学業との両立が大変だったと吐露した彼女でしたが、ナナフルに入って幸せだったんだと伝わってきました」(akagumaさん)

 「そなりんの悔いはないという言葉を聞いて、今までずっと応援してきて良かったと思えました」(将兵(そうへい)さん)

 「最後のご挨拶で感極まって耐えていたそなりんのツインテールの後ろ姿と横で支えていたののちゃんの光景が頭から離れないです」(みにおんさん)

 再び、アンコールの熱狂へ。始まりのデビュー曲「青に咲くシンフォニー」。6人でスタートし、別れと出会いを経て、10人で辿り着いた集大成の夜。その現体制10人で締めくくった光景は、輝く青春の1ページとしてファンの目に焼き付いた。

 「自分のナナフルとの出会いは、たまたま見かけた公園イベントでのライブ。『校舎中に散らばっている可能性のカケラ..』と歌う10人の現役高校生に魅入られた。それから1年と少し、10人最後のライブのアンコールが『青に咲くシンフォニー』だったことが、一つの物語の終わりとして強く印象に残っています」(くらぼーさん)

 「当日はただただ楽しかった。ステージに全員が揃い、フロアにいつものメンツが揃い、『桜の影』まで含めた全曲セトリ…これで楽しめない訳がない。いつも通り『最後尾』でいつも通りコールをして、いつも通り推しには『楽しかった』と伝えてきた」(ぐりをさん)

 「『桜の影』からの(本編)ラスト『君はフルール』では、代官山以上の桜の銀テープがメンバーファン伴々会場を舞い覆い尽くしました。ナナフルは意識してその軌跡や一つ一つのステージを、物語として互いに受け入れようとすることで逆に、本当は存在しない魔法を演劇的に届けてくれているのだと思いました!」(007U005さん)

 「特典会の時、ゆいぽんが『今日は〇〇の辺にいましたよね!』と言ってくれて、俺が見てる場所を見つけてくれてるんだと嬉しい気持ちに」(よっしーさん)

  「ライブ後の特典会で、そなが見てたのに見てなかった!と推しメンに怒られたこと」(さけるチーズ そなぶん町長さん)

 現体制10人で紡いだ物語は、3年生メンバー5人が卒業する8日で一つの結末を迎える。だが、終わるわけではない。桜の影を追いかけて先輩の背中を見送る2年生5人(宮下裕萌、沢柳真生、清水埜乃椛、大野田咲穂、小倉早絢)の瞳は、すでに次なる季節を力強く見据えている。

 3年間限定の活動で燃やす青春の輝き。ステージに残されたその熱は、「僕ら」の足元を明日からも温かく照らしてくれる。

【セットリスト】
2026年3月1日(日) 長野・JUNK BOX
7限目のフルール 10人体制ラストライブ「君といた証」
M1:夢色の明日へ
MC
M2:てぃんとん
M3:輝き出して走ってく
M4:突然
MC
M5:風を受けて舞い上がれ
M6:キミはたからもの
MC
M7:青に咲くシンフォニー
MC
M8:桜の影
MC
M9:自分革命
M10:きらめく大空に虹をかけて
M11:まっさらアオハルセンセーション!
MC
M12:あの日のメロディのように
M13:君はフルール
MC
EN1:青に咲くシンフォニー
MC

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