「豊臣兄弟」菅田将暉 仲野太賀と喜びの初大河“オタク半兵衛”親友が提案!また戦上手の役「巡り合わせ」

[ 2026年3月7日 12:00 ]

「豊臣兄弟!」竹中半兵衛役・菅田将暉インタビュー(上)

「豊臣兄弟!」で4年ぶりの大河ドラマ出演を果たし、名軍師・竹中半兵衛役に挑む菅田将暉(C)NHK
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 俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は8日、第9回「竹中半兵衛という男」。サブタイトル通り、稀代の軍師・竹中半兵衛役に挑む俳優・菅田将暉(33)の本格初登場回となる。大河出演は2022年「鎌倉殿の13人」以来4年ぶり3回目。仲野とはプライベートでも親友で、実に8回目の共演。菅田に撮影の舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 新年早々1月7日の新キャスト発表時から大きな注目を集めた菅田。「仲野太賀が主演と聞いた時には、自分もこの作品に参加している景色が自然と想像できました。なので、役は巡り合わせですけど、オファーを頂いた時はやっぱりうれしかったですね」。仲野も6度目の大河出演だが、盟友との大河初共演を喜んだ。

 演じるのは名軍師・竹中半兵衛。今作の役柄説明は「学問に通じ、知略に長けた美男子だったと伝わる。美濃の斎藤龍興に仕えていたが、のちに秀吉の参謀となる」。過去の大河でも1996年「秀吉」(演:古谷一行)、14年「軍師官兵衛」(演:谷原章介)などに登場したが、具体的に何をしたのかまでは史料に残されていない。生まれつき病弱で、肌は白く、女性のような顔立ちだったとされる。

 「今回は豊臣兄弟の話なので、最初のうちは、先を見通す力に優れた半兵衛が、目の前のことに力を発揮する2人の熱量にほだされていく姿を意識して演じました。信長とのシーンも少ないですし、なぜ織田に従ったのかについては、みんなとも話し合った結果、余白を残しています。病弱で非力だからこそ猛者と戦いたい、という野心が自分の中に渦巻いている。今後、さらに半兵衛の孤独を表現していけたらと考えています」

 小一郎と藤吉郎が持つ“人たらしの引力”。「とにかく、2人とも声が大きいんです(笑)。物静かな半兵衛の声はかき消されます(笑)。それがストレートに、このドラマの魅力だと思います。エネルギッシュな主人公はいても、兄弟揃って、という大河ドラマもあまりないんじゃないでしょうか。そこが痛快で、僕たち共演者も刺激を受けています」。仲野と池松のコンビぶりを称えた。

 第8回「墨俣一夜城」(3月1日)で初登場。墨俣砦をおとりに、小一郎は“美濃三人衆”の一人・安藤守就(田中哲司)がいる北方城へ。半兵衛は小一郎と鉢合わせし「あの~、此度の策はどなたが考えたのでありますか」――。約40秒のシーンだったが、SNS上には「陰キャ?」などの声。新しい半兵衛像が早くも反響を呼んだ。

 「それこそ太賀の提案なんですが、半兵衛は“ギーク”(オタクやマニアの意味)な気質があるといいんじゃないか、と。なるほど、と思いました。“戦オタク”の部分をユーモラスに出していけたら、小一郎・藤吉郎や(蜂須賀)正勝(高橋努)との会話に、よりギャップが出て面白い。戦国時代なので、生死に関わるシーンや合戦シーンは波乱万丈になりますが、みんなでセッションを重ねてきて、そうじゃない普通のシーンでひと笑いを入れられるぐらいの距離感になっています。半兵衛もボケていいんだ、と(笑)」

 大河出演は3作目。「おんな城主 直虎」(17年)は徳川四天王の一人・井伊直政、「鎌倉殿の13人」は軍神・源義経、そして今回は竹中半兵衛。いずれも不思議と戦上手の役だが「確かにそうですね。役というのは、自分から選んでいるようで選ばれているような、巡り合わせですけど、こういうふうにつながることがあるんです。何なんでしょうね、こういう役回りは。時代劇にしたら僕は線が細いので、トリッキーな役が来るのかもしれません」と言及した。

 義経と半兵衛は「一の谷形兜(いちのたになりかぶと)」でも縁がある。半兵衛の故郷・岐阜県垂井町観光協会の公式サイトによると、その兜は義経の「鵯越(ひよどりごえ)(の逆落とし)」の剣崖をイメージした半兵衛の遺品。半兵衛亡き後、福島正則の手に渡り、黒田長政との仲直りの際に兜を交換。長政のものとなった。

 長政は軍師・黒田官兵衛の嫡男。半兵衛と官兵衛は「両兵衛」「二兵衛」と呼ばれ、半兵衛は松寿丸(のちの長政)を救った命の恩人。そして偶然にも、菅田は今年公開の映画「黒牢城」(監督黒沢清)で黒田官兵衛役を演じている。

 「(大河で)半兵衛を演じながら(映画で自分が演じる)官兵衛の息子を救うんだよな、と思ったり。漫画みたいに転生しているような、全部がつながっているように感じる瞬間もあります」

 秀吉の出世物語で最も有名な「墨俣“一夜城”の伝説」(第8回・3月1日)も、今作は大胆なアレンジを施して好評。「半兵衛調略」はどのように描かれるのか。

 =インタビュー(下)に続く=

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