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辰吉丈一郎 息子がリング上で大の字…「負けて強くなるのが辰吉や。俺ならリマッチするよ」

[ 2024年12月13日 04:30 ]

東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   ○王者 中嶋一輝《2回2分13秒TKO》同級6位 辰吉寿以輝● ( 2024年12月12日    東京・後楽園ホール )

<OPBF東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ 中嶋一輝・辰吉寿以輝>父・丈一郎さんが見つめる中、リングに上がる辰吉(撮影・沢田 明徳)
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 父・丈一郎、母・るみさんがリングサイドで見守った。壮絶なKO負けに母は担架で運ばれる我が子を心配そうに見守り、父は医務室まで付き添った。すぐに寿以輝と会話をしたそうで、「お前負けたんや」とKO負けを伝えたものの、本人は意識が飛んで試合したことも分からなかったという。ただ大事には至らず、「案の定。これぐらいで済んで良かった。失神ですからね。(パンチをもらいすぎて)ひどくならなくて親として良かった」と安堵(あんど)していた。

 試合については「左が圧倒的に少なかった。左を多用すれば、(相手は)左のカウンターを打てない」と左ジャブの少なさを指摘。今後には「負けて強くなるのが辰吉や。負けを知らないと強くなれんのや」と自らの経験を踏まえて、「俺ならリマッチするよ」と辰吉節をさく裂させていた。

 ▽辰吉丈一郎 「浪速のジョー」と呼ばれ、1990年代に絶大な人気を誇った。90年に当時最短タイ記録のプロ4戦目で日本バンタム級王座を獲得。91年にはWBC世界バンタム級王者リチャードソン(米国)に10回終了TKO勝ちし、当時の国内最短記録の8戦目で世界王座を奪取した。94年の暫定王者時代に判定負けした正規王者の薬師寺保栄との王座統一戦は「世紀の一戦」と日本中の注目を集めた。左目の網膜剥離もあり、敗戦と再起を繰り返し、計3度世界王座を獲得。09年のタイでの試合を最後にリングに立っていないが、現役にこだわり、現在もトレーニングを続けている。

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