×

大会主催の伊藤雅雪代表 京口VSパラス戦の判定に「俺はそこまで変な採点だとは思わなかった」

[ 2024年5月12日 15:28 ]

伊藤雅雪代表と京口紘人(右)
Photo By スポニチ

 元世界2階級制覇王者でWBA世界フライ級2位の京口紘人(30=ワタナベ)が11日、韓国・仁川パラダイスシティでフライ級10回戦に臨み、IBF同級10位ビンス・パラス(25=フィリピン)に判定0-3で敗れた。今大会の主催である「トレジャーボクシングプロモーション」の代表で元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(33)が12日に公式YouTubeチャンネルを更新。京口VSパラス戦について言及した。

 対戦相手のパラスとは18年5月にIBF世界ミニマム級王者時代に対戦した京口。ダウンを奪われながらも大差の判定勝ちを収めた。6年ぶりの再戦となったこの一戦は、京口が優勢に試合を進めているように見えたが、判定は97―93が2人、96―94が1人の0―3で敗れた。

 京口は試合後に信じられない表情を見せてリングから降りた。試合後に自身のSNSでは結果は「判定で負けました は?ふざけんな」と判定結果に不満を示すような投稿。そして自身のYouTubeチャンネルでは「簡単には言えないけど、現役でもう一度という気持ちはないですね。ボクシングをやってきて初めての気持ち。今はボクシングと向き合う自信がないというのが正直な感想」と現役引退を示唆するコメントをしていた。

 大会主催の代表を務める伊藤氏は、京口VSパラスのジャッジペーパーを大会後に自身のSNSで公開。そしてこの日アップした動画で「現場で見たときに、俺はビンスが優勢じゃないかなと思った」と語った。互いの陣営が勝利を確信していたようだが「現場で見てると、ビンスのパンチっていうのはやっぱりイメージが良かったよね。音もそうだけど、手数も多いし」という。

 「的確に当てたのは確かに京口だね。ピンポイント、ピンポイントで」としつつも「ただ、手数が少なすぎる。映像で観てる以上に、ビンスがガードの上から叩いて、試合を作ってるように見えるシーンっていうのは多かった。常に自分から手を出して、積極性ってところでは、ビンスは確かに取ってるラウンドあったかな」と、ジャッジに納得している様子。「俺はそこまで変な採点だとは思わなかった、正直言ったら。けど、京口って言ったら京口かなみたいなところもあるけどね」との見解を示した。

続きを表示

この記事のフォト

「アントニオ猪木」特集記事

「井上尚弥」特集記事

2024年5月12日のニュース