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尚弥VSフルトン 5・7横浜アリーナ正式発表 日本最速25戦目で4階級制覇狙う

[ 2023年3月6日 15:00 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が5月7日、横浜アリーナでWBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)へ挑戦することが6日、正式発表された。24戦全勝(21KO)の井上が勝てば前WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)に次いで日本男子2人目の世界4階級制覇達成。プロ25戦目での4階級制覇は井岡の26戦を更新する日本人最速記録となる。試合は4月12日からスタートするNTTドコモの新たな映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で独占無料ライブ配信される。

 井上は昨年12月、元WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)に11回KO勝ちしてバンタム級およびアジア人として初の4団体王座統一を達成。今年1月に全4王座を返上し、スーパーバンタム級転向を表明していた。先月末から静岡県内で3日間の走り込み合宿を行い、今月からはメキシコ人パートナー2人を相手にフルトン戦へ向けたスパーリングを行う。2月下旬のイベントではフルトンの試合映像を3、4戦分見て「突破口は何となく見えてきている」と話していた。

 21戦全勝(8KO)のフルトンは米フィラデルフィア出身で、愛称は「クールボーイ(カッコいい男)・ステフ」。身長1メートル69、リーチ1メートル79とサイズで井上を上回る右ボクサーファイターで、スピード、スキル、スタミナに優れる。21年1月にプロ19戦目でWBO世界スーパーバンタム級王座を獲得し、同年11月にブランドン・フィゲロア(26=米国)に判定勝ちしてWBC王座も奪った。当初はWBC世界フェザー級暫定王座を懸けてフィゲロアとの再戦を計画していたが、井上のスーパーバンタム級進出を知って対戦を希望したと明かしていた。

 なお、アンダーカードでは東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹(26=大橋)が54キロ契約8回戦でフィリピン・バンタム級王者のロニー・バルドナルド(27=フィリピン)と対戦するほか、デビューから3戦全KO勝利の今永虎雅(23=大橋)のライト級8回戦、日本ライトフライ級ユース王座決定戦の坂間叶夢(19=ワールドスポーツ)―堀川龍(22=三迫)などが組まれている。

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2023年3月6日のニュース