プロボクシング7月興行再開へガイドライン完成

　日本ボクシングコミッション（JBC）と日本プロボクシング協会（JPBA）は18日、テレビ会議アプリ「Zoom」を利用して新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月の興行再開に向けて感染拡大予防のガイドラインを完成させた。スポーツ庁との確認作業後、ホームページ等で告知する。

　同協議会は3月5日に設置されて以降、ジムへの休業要請、興行自粛などを決定してきたが、早い段階から興行再開に向けての方針も議論。政府や各自治体の指針などに従ってガイドライン策定の作業を進めてきた。

　これまでに当面は原則無観客とし、観客を入れる場合はすべて指定席で十分に間隔を空けること、緊急医療体制の確立、3週間前と試合前日の抗体検査の導入、安全担当部署の設置、前日計量後の選手をホテルに宿泊させ、試合前までコントロール下に置くことなどを決めていた。今後もPCR検査の導入を検討するなど社会情勢を鑑みてアップデートしていく。

　7月には12日に愛知・刈谷市あいおいホールで行われる中日本新人王予選を皮切りに7興行が計画されている。すでに開催可否の審査が進められており、18日付でスポーツ庁に提出するガイドラインが告示された段階で正式にJBC承認となるとした。