震災の影響 トリプル世界戦は神戸で
ボクシングの帝拳ジムと真正ジムは24日、東日本大震災の影響を考慮し、世界ボクシング評議会(WBC)フェザー級チャンピオンの長谷川穂積選手(真正)WBCスーパーバンタム級王者の西岡利晃選手、同スーパーフェザー級王者の粟生隆寛(ともに帝拳)のトリプル世界戦(4月8日)の会場を、当初の東京・両国国技館から神戸ワールド記念ホールに変更すると発表した。
観客や選手らの安全面を優先した。興行収入の一部は義援金に充てる方針という。
阪神淡路大震災を兵庫県西脇市で経験した長谷川選手は「東北も必ず復興できる。前を見て闘っていく姿勢をボクシングで見せられたらと思う」と抱負を話し、西岡選手は「(被災地は)大変な状況だが、やれることを精いっぱい頑張りたい」と6度目の防衛戦に意気込んだ。
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