【新弟子検査】伊勢ケ浜部屋の鈴木塁智 飛龍高の先輩・熱海富士に憧れ「尊敬でしかない」

[ 2024年1月10日 07:14 ]

新弟子検査を受検した伊勢ケ浜部屋の市来崎大祐(左)と鈴木塁智(撮影・前川 晋作)
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 大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が9日、国技館で行われ、受検した11人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、興行ビザの取得を待つ外国出身者以外は3日目から行われる前相撲で初土俵を踏む。

 鈴木塁智は静岡・飛龍高3年で、幕内・熱海富士(21)や翠富士(27)らに続いて同校から5人目の伊勢ケ浜部屋入門。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)にスカウトされ、偉大な先輩たちと同じ道を歩むことを決めた。昨年7月の夏巡業沼津場所に地元の高校生として参加し、先輩の熱海富士に胸を借りてぶつかり稽古。その頃から伊勢ケ浜部屋入りを志望していた。

 1メートル83、133キロの体格でスケールの大きな右四つの相撲を得意とする。目標とする力士はもちろん熱海富士。「こうなりたいなと思える存在。尊敬でしかない。地元から愛される熱海富士関のような力士になりたい」と憧れの思いを語った。

 昨年12月24日に上京して入門。猛稽古で知られる伊勢ケ浜部屋の稽古に既に参加しているという。「初日から40~50番取ってめちゃくちゃキツいです」と苦笑いし、プロの厳しさを痛感していた。しこ名は「鈴ノ富士」を予定しており、初場所の前相撲から力士人生をスタートさせる。

 ◇鈴木 塁智(すずき・るいち)2005年(平17)6月7日生まれ、静岡県浜松市出身の18歳。浜松市相撲教室で小4から相撲を始め、飛龍高に進学。3年時に県総体個人戦準優勝、東海大会個人戦3位、国体団体戦16強。1メートル83、133キロ。

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