大橋悠依 マイルールは「盗み聞き」だった 子供教室で強くなるための秘けつ明かす

[ 2024年1月9日 16:55 ]

「セイコーわくわく教室」で子供たちの講師を務め、笑顔の大橋悠依
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 東京五輪競泳個人メドレー2冠の大橋悠依(28=イトマン東進)が8日、スポーツ施設「LOCOKウエルネスガーテン品川御殿山」(東京都品川区)で行われた「セイコーわくわく教室」で講師を務めた。小学4、5年生約20人に泳ぎを指導。「『楽しかった』と言ってもらえてうれしかった。こういう機会は子供たちの一生思い出に残るので、そのあたりを意識して臨みました」と金メダリストとしての責任を背負い、子供たちに優しいまなざしを向けた。

 陸上女子100メートル、200メートルの日本記録保持者、福島千里さんどのトークショーにも出席。「マイルール」がテーマとなると「続けていることが一つあります」と回答。「コーチに自分が教えられたことは忘れずに生かしていきますが、学生のころからやっているのは、ほかの選手へどんなアドバイスをしているのか、盗み聞きをしていました」と明かした。個人メドレーだけに、さまざまな種目の選手へのアドバイスを「自分はできているのか」と自身に置き換えて、吸収し、生かしていったという。司会をしていた元競泳五輪代表でスポーツキャスターの寺川綾さんは「そうだったんだ」と感心してうなずいた後「私のも聞かれていたのかな?」とジョークまじりに話し、笑いを誘った。

 大橋は「私は小、中学校時代は結果を残している選手ではなかった。いっぱい失敗して、そこから次につなげるようにやっていければ」と助言した。

 教室終了後には報道陣に今年7月26日に開幕するパリ五輪まであと200日と伝えられ「1日1日の練習を大切にしながらよりいいものを積み重ねていきたい。そういうことを大事にしながら最後まで練習を頑張っていく。やってきたことをレースに出していきたい」と意気込みを語った。
 

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