翠富士が全勝キープ　小結・大栄翔も1敗守り追走　新十両・落合は勝ち越し決める

大相撲春場所9日目 （ 2023年3月20日    エディオンアリーナ大阪 ）

宇良（右）の引きに乗じて一気に押し出し、全勝をキープした翠富士（撮影・長嶋　久樹）
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　大相撲春場所は20日、エディオンアリーナ大阪で9日目の取組が行われ、翠富士（26＝伊勢ケ浜部屋）が宇良（30＝木瀬部屋）を押し倒しで破り、初日から9連勝で単独首位を守った。1敗の小結・大栄翔は玉鷲（38＝片男波部屋）を突き出して、勝ち越しを決めた。

　小兵同士の注目の一戦を制したのは、唯一全勝の翠富士だった。序盤は一歩も譲らない展開。宇良が引いたところに食らいつき、一気に押し出した。首位を走る翠富士の積極的な取り組みに、会場からは大きな拍手が送られた。

　小結・琴ノ若と正代の2敗対決は琴ノ若が制し、7勝目。同じく2敗に高安、遠藤が並んでいる。

　史上最速の所要1場所で新十両昇進を果たした落合は白鷹山を破って8勝目を挙げ、初めての十両で勝ち越しを決めた。1敗で朝乃山、逸ノ城とともに優勝争いの首位を並走している。