ウクライナ パリ五輪ボイコットも IOC条件付きでロシア勢ら国際大会復帰検討

[ 2023年2月1日 05:30 ]

 ウクライナ・オリンピック委員会は、ロシアとベラルーシ両国の選手がスポーツの国際大会復帰を許可された場合、来年のパリ五輪をボイコットする可能性について本格協議する方針を固めたことが31日、分かった。同委員会が各国際競技連盟(IF)に対して送った26日付の書簡で判明した。今月3日に臨時総会を開き、問題を議論する。

 ウクライナへの侵攻が長引く中、国際オリンピック委員会(IOC)が25日に戦禍が収まらない状況でも「中立」の立場などの条件付きでロシア勢らの国際大会復帰を検討する方針を発表した。書簡では「両国の国内オリンピック委員会(NOC)は政府の完全な支配下にあることは明白。さらに五輪チームの多くの人々が軍隊に入っている」と指摘。多数のロシアの現役選手が侵攻に関するロシア政府の行動を奨励しているとし「どのような立場でも国際大会から除外すべきだ」と断じた。

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2023年2月1日のニュース