古江、逆転賞金女王へ休みなしで即練習 4日開幕TOTOジャパンクラシック

[ 2021年11月2日 05:30 ]

談笑する笹生(左)と古江(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフのTOTOジャパンクラシック(スポニチ主催)は4日から4日間、滋賀県の瀬田ゴルフコース・北コースで開催される。賞金総額2億2000万円、優勝賞金3300万円のビッグトーナメント。賞金女王レースを左右する大一番を前にした1日、賞金ランキング2位の古江彩佳(21=富士通)が会場で練習し、意気込みを語った。

 来場している選手もまばらな、開幕3日前の滋賀・瀬田GC。前日に埼玉でのトーナメントを終えたばかりの古江の姿は、すでにコースにあった。秋本番の賞金女王レース。月曜日は休養する選手が多い中、トップの座をうかがう21歳は早速、アウト9ホールをラウンドした。

 「本当に楽しんで回れたら。それが、結果につながってくれればうれしいなと思います」

 史上3人目の3週連続優勝が懸かった前週。勝利こそつかめなかったが、最終日に5位から3位に順位を上げてみせた。「何とか上位にいけたのは良かった」。現在、賞金ランクトップを走る稲見萌寧との差は約1689万円。今大会の優勝賞金は3300万円と一気に逆転することが可能だ。そのためにも向き合うのは、あくまでも自身のゴルフ。「頭には入りますけど、意識はせず」と目の前の一打に集中する。

 古江にとって今大会は2度目の出場。茨城・太平洋クラブ美野里Cが会場だった昨年は35位だった。今回の会場である北コースを回るのは初めてで、「グリーンの傾斜が凄くきつい。上りにつけないといけない」。今季ここまでの平均パット数は全体1位(1・7588)。武器を生かすべく、そう攻略のポイントを明かした。

 ラウンドこそ初めてだが、兵庫・滝川二高時代に畑岡奈紗が制した18年大会を観戦に訪れたことがある。「こういう大会に出られるようになって凄くうれしい」。そんな思い出の地で今季6勝目をつかみ、夢だった賞金女王に向けて大きな一歩を踏み出す。 

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